3月11日の、あのね。#9
2011年3月に起こった東日本大震災で傷ついたこども達のために、世界中からご寄付頂いた15000冊を超える絵本は、今、「にじ」「みず」「おひさま」という名の3つのこども文庫と、福島県相馬市の各小学校や、記憶にも新しい、昨年の台風で被害を受けた千葉県東金市の保育園などの、教室の一角に設置された小箱に納められ、各地のこども達がいつでも自由に手に取る事ができます。皆さまの優しさから生まれ、9年かけて根を張ったこの奇跡的なこどものための居場所は、今では性別も年齢を問わず訪れた全ての人々を癒す皆にとって大切な場所へと成長しました。
それでも、世界では差別や貧困、止まることのない災害・・・。
私達に突きつきつけられる現実はますます解くことのできない難問となり、次々に目の前に突きつけられています。今展は、東日本大震災の直後にこども達が描いた作品と、現在、3つの文庫に遊びに来ているこども達の描いた作品を同時に展覧致します。
彼らの感性に触れる事は、このとてつもなく難しい「なぞなぞ」を解くヒントになるのではないかと、私は感じています。是非、この機会に沢山の方にご来場頂き小さなアーティスト達の素晴らしい作品と、3.11こども文庫の活動の軌跡をご覧頂ければうれしいです。
日程 |
3月11日の、あのね。#9
2020年8月6日(木)~8月16日(日)
11:00~19:00 (最終日は16:00まで)
※会期中無休・入場無料
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会場 |
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ ギャラリー・展示室
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展示 |
『2011年・震災直後』に福島・相馬にて「未来の福島」を力強く描いたこどもたちの作品250点の中から約40点を厳選して展示します。
福島県・相馬の「にじ」、福島県・天栄村の「みず」、千葉県・東金の「おひさま」の各文庫にて行われたワークショップから生まれた作品を展示します。
〔3.11こども文庫とアーティストたち〕
これまでワークショップなどでNPO法人3.11こども文庫のこどもたちにご協力いただいた、各分野のアーティストの作品を、こどもたちとのふれいをテーマに展示します。
参加アーティスト
蟹江 杏 坂本 匡之 中野 真紀子
永野 徹子 ニシハラ☆ノリオ 山口 健児
〔活動報告展示〕
NPO法人3.11こども文庫が、東日本大震災直後から今年までの9年間に、みなさまのご支援のもとに行ったさまざまな活動を、パネルにてご報告いたします。
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お知らせ |
展覧会の紹介動画を配信中です。配信は終了しました。
ぜひご覧ください。
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企画団体紹介 |
NPO法人3.11こども文庫とは・・・
版画家 蟹江杏(かにえ・あんず)が、「東日本大震災で傷ついたこどもたちに絵本と画材を送ろう」と友人、知人へ10通のメールを送ったことから「NPO法人3.11こども文庫」は始まりました。国内外から集まった児童書は約15,000冊となり、これは福島県相馬市に届けられました。また、集まった画材でこどもたちが描いた絵は、約1,000点にのぼります。「NPO法人3.11こども文庫」の活動は、全国各地でのこどもの絵の展覧会、アート・ワークショップ、講演会など“アートによる復興支援”として、現在も広がっています。
http://www.311bunko.com/
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主催/共催/後援/協力 |
〈主 催〉
NPO法人3.11こども文庫
〈共 催〉
スペース・ゼロ、新宿クリエイターズ・フェスタ実行委員会
〈後 援〉
新宿区、徳間書店、株式会社Too、アスラン書房、ティー・エフ・シー東京フロリネット株式会社多摩生花地方卸売市場、相馬市立中村第二小学校の避難所児童と三年生/2011年当時(担任教師、佐藤みゆき、安積崇、西山弥生、浜須直文)、相馬市立磯部小学校の避難児童
〈協力アーティスト〉
ニシハラ☆ノリオ(かぶりものアーティスト)、蟹江 杏(版画家)
〈協 力〉
福島LOVE会、Jiyucolor自由色、自由の森学園、絵本や画材を寄付していただいた全国・世界の皆様、 ボランティアで活動に参加していただいた方々
〈宣伝美術〉
サダヒロカズノリ
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お問い合わせ |
NPO法人3.11こども文庫
TEL:080-3164-7561 (担当:岡本)
スペース・ゼロ
TEL:03-3375-8741 (平日10:30~17:00)
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